YouTubeでBGMを使う前に、音源の入手元、動画利用、収益化、改変、クレジットの五点を確認します。「無料」「フリー」「申し立てなし」の一語だけでは、利用できる範囲は決まりません。
音楽を動画へ入れるときは、曲そのものと、その演奏・録音に関する権利を分けて考えます。自分で演奏した曲でも、原曲が他者の作品なら自由に使えるとは限りません。反対に、利用を許可された音源でも、配布条件にクレジット表記や用途の制限が付いている場合があります。
YouTube公式の著作権ヘルプは、許可を得る、ライセンス条件に従う、パブリックドメインや著作権の例外を確認する、YouTubeオーディオライブラリなどを利用する、といった選択肢を案内しています。同時に、どの方法でも申し立てや警告を完全に避けられる保証はないと説明しています。個別の法的判断が必要な場合は専門家へ相談してください。
確認した規約は、URLと確認日をメモし、必要なら画面を保存します。後日条件が変わったとき、公開当時に何を確認したかをたどりやすくなります。メールやメッセージで個別許可を得た場合も、対象曲、用途、期間、収益化の可否が分かる形で残します。

YouTubeオーディオライブラリには、YouTube Studioから入手できる音楽と効果音があります。曲によって帰属表示が必要かどうかが異なるため、各トラックのライセンスタイプと表示条件を確認します。ダウンロード時点で条件を記録し、必要なクレジットは指定どおり説明欄へ入れます。
Creator Musicはオーディオライブラリと同じ扱いではありません。YouTube公式のCreator Music利用資格と制限事項があり、楽曲を単独で配布するような使い方や、静止画・単純なビジュアライザーと組み合わせて曲全体を聴かせる使い方が制限対象になる場合があります。作業用BGMや単純な波形動画の音源として安易に選ばず、対象曲の利用条件を確認してください。
外部の素材サイトでは、「無料」の意味が登録不要、非商用のみ、条件付き利用などさまざまです。サイト名だけで判断せず、その曲の配布ページとライセンス本文を読みます。第三者が再配布したファイルは、説明文に問題なしと書かれていても根拠になりません。
Content IDの申し立ては、動画内の音声が登録済みコンテンツと一致したときに表示される仕組みです。著作権侵害の警告と同じものではありませんが、収益や公開地域などに制限が付くことがあります。YouTube Studioで、対象区間、申立人、動画への影響を確認します。
自分に利用権がない、または条件を満たしていない場合は、音源の削除や差し替えを検討します。正当な許可やライセンスがある場合は、その根拠を整理してからYouTubeの手順に沿って対応します。「フリー素材だと思った」「他の人も使っている」だけで異議を出すのは避けます。公開前のチェック結果が問題なしでも、後から手動の申し立てなどが行われる可能性はあります。
自作曲では、サンプルパック、ループ、共同制作者、依頼した演奏などの条件を確認します。AI音楽では、生成サービスの規約と生成した時点の契約が関係します。音源を自分で書き出せることと、商用動画に利用できることは同じではありません。背景画像や歌詞にも別の権利があるため、一本の動画に使う素材を一覧にして確認すると抜けを減らせます。
秒数だけで一律に許可されるルールはありません。短くても権利のある音源を利用していることに変わりはないため、条件を確認します。
表記は利用条件の一部であり、許可そのものではありません。権利者が利用を認めた範囲で、指定された表記を行います。
検出回避を目的に加工することは、利用権の問題を解決しません。使える音源へ差し替えてください。
ツールは完全無料・商用利用可ですが、読み込む音源や画像の権利までは付与しません。素材は利用者が確認する必要があります。
チャンネルの準備は作業用BGMチャンネルの始め方、Sunoの曲はSunoで作った曲を動画にする方法、映像制作は動画の作り方をご覧ください。