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歌詞動画の作り方|1枚絵・音楽・波形で仕上げる

読みやすい歌詞動画は、歌詞を一度に詰め込まず、歌うまとまりごとに1〜2行で切り替えるのが基本です。波形素材はAudio Spectrum +で作り、歌詞の切り替えは動画編集ソフトで行います。一枚絵を土台にし、余白へ歌詞、別の場所へ波形を置くと、文字と音の動きがぶつかりません。

一枚絵・音楽・波形で歌詞動画を作る方法
このページの内容

最初に「歌詞が主役か、音楽が主役か」を決める

同じ一枚絵の動画でも、歌詞を読ませたい動画と、曲の雰囲気を見せたい動画では画面の作り方が違います。歌詞を主役にするなら中央付近に大きな文字を置き、背景と波形を控えめにします。音楽を主役にするなら歌詞は下部などに整理し、波形やジャケットを見せます。

完成形歌詞波形
歌詞を読ませる中央寄り・大きめ・1〜2行下部や左右へ小さめ
曲の雰囲気を見せる下部・短く切り替える中央下や円形で見せる
歌ってみた・カバー人物の顔を避けるイラストの余白へ置く

背景の選び方や歌声に合う波形は歌ってみた・カバー曲に合う波形動画で扱っています。この記事では、歌詞の情報設計と編集順に絞ります。

歌詞を「歌うまとまり」で分ける

まず歌詞全文を動画編集画面へ貼るのではなく、表示する単位に分けます。句読点だけでなく、息継ぎ、メロディーの区切り、意味のまとまりを基準にすると、歌と文字が一緒に入ってきます。

  1. 歌詞をAメロ、Bメロ、サビなどの区間に分ける
  2. 各区間を、画面に出す1〜2行へ分ける
  3. 長い一文は意味が切れない位置で二つに分ける
  4. 同じ言葉の繰り返しも、実際に歌う回数だけ用意する
  5. 間奏や無音部分は文字を消す区間として記録する

歌詞表を先に作る

「開始時刻/終了時刻/表示する歌詞」の3列だけの表を用意すると、編集画面で迷いません。最初は秒単位で置き、あとから歌い出しへ細かく合わせます。

一枚絵・歌詞・波形を同じ場所に置かない

画面には、視線が集まる場所を一つ作ります。人物の顔、曲名、歌詞、強く光る波形をすべて中央に重ねると、何を見ればよいか分からなくなります。

背景が場所によって明るく変わる場合は、歌詞に薄い影や半透明の帯を使います。縁取りを太くしすぎると文字自体がつぶれるため、小さい画面でも読めるか確認します。

一枚絵・音楽・波形で歌詞動画を作る手順

  1. 完成音源と一枚絵を用意する。音源、画像、フォントを動画に使えるか確認します。歌詞を掲載・公開できる権利も、権利者や配信先の案内で確認してください。
  2. 歌詞表を作る。歌い出しと歌い終わりのおおよその時間を記録します。
  3. 波形素材を作る。パソコンでAudio Spectrum +へ完成音源を読み込み、歌詞を置かない余白へ波形を配置します。
  4. 合成用の背景を選ぶ。編集ソフトで一枚絵と歌詞を重ねる場合は「グリーンバック(合成用・推奨)」で書き出し、クロマキーで緑を抜きます。黒背景で書き出し、編集側でスクリーン合成する方法もあります。
  5. 「音声なし(映像のみ)」で書き出す。編集ソフト側に完成音源を置くなら、音の二重再生を防げます。
  6. 編集ソフトへ重ねる。下から一枚絵、完成音源、波形素材、歌詞の順に置きます。
  7. 歌詞を時間に合わせる。歌い出しよりわずかに早く読める状態を目安に、実際に再生して調整します。
  8. 全編を確認して書き出す。誤字、行の切れ方、表示時間、音の終わりを確認します。
Audio Spectrum +でグリーンバックを選ぶ画面
編集ソフトで一枚絵や歌詞と重ねる場合は、背景を「グリーンバック(合成用・推奨)」にして波形素材を書き出します。

Audio Spectrum +は歌詞を一行ずつ自動で切り替える字幕編集ツールではありません。「マーク・文字・画像」の文字は最大40文字で、曲名などを固定表示する用途に向きます。本格的な歌詞の時間合わせは動画編集ソフトで行います。波形素材の合成方法はグリーンバックで合成する方法をご覧ください。

歌詞を邪魔しない波形素材を作る

歌詞のタイミングは、目より耳で合わせる

最初はフレーズ単位で置く

一文字ずつ色を変える作業から始めると調整量が増えます。まずフレーズ全体を歌い出しから歌い終わりまで表示し、曲全体を通して違和感がない状態を作ります。

次の歌詞を早く出しすぎない

次のフレーズが大きく先に見えると、今聞いている言葉より先を読んでしまいます。基本は今歌っている行だけを見せ、必要なら次の行を小さく補助表示します。

間奏では文字を休ませる

歌がない場面まで前後の歌詞を残すと、歌詞が鳴っているように誤解されます。間奏は文字を消し、一枚絵と波形だけにすると、次の歌い出しにも変化が生まれます。

最後はスマートフォン相当の大きさで見る

パソコンの編集画面で読めても、小さな再生画面では読めないことがあります。書き出す前に表示を小さくし、2行の幅、ふりがな、英語の長い単語が欠けないか確認します。

よくある失敗と直し方

失敗直し方
一度に4〜5行出して読めない意味のまとまりで1〜2行に分け、表示を切り替える
波形の発光で文字が消える波形を別の余白へ移し、発光と大きさを下げる
歌い出しと文字がずれる歌詞表の開始時刻を直し、該当区間の前後も続けて再生する
音が二重に聞こえる波形素材を「音声なし」で書き出すか、編集側で一方をミュートする
歌詞に誤字がある書き出し前に音源を聞きながら全文を一行ずつ照合する
素材を使えるか分からない音源・歌詞・画像・フォントを個別に確認し、不明な素材は使わない

よくある質問

Audio Spectrum +だけで歌詞を一行ずつ切り替えられますか?

本格的な歌詞の時間合わせは動画編集ソフトで行います。Audio Spectrum +では波形素材を作り、編集ソフトで歌詞を重ねる方法が適しています。

歌詞は画面に何行出せばよいですか?

まず1〜2行を基準にし、歌うまとまりごとに切り替えます。短い繰り返しなら1行、意味が続く場合は2行にすると読みやすくなります。

波形動画の音声はあり・なしのどちらで書き出しますか?

編集ソフト側へ元の音源を置くなら「音声なし(映像のみ)」を選びます。Audio Spectrum +で作った動画をそのまま完成品として使う場合は「音声あり」です。

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